柔道着の着方


ここでは、柔道着の着方を説明します。これも絶対的なものではありません。柔道着をきるうえで大事なのは『左右対称』にすることと、『死に装束』にならないことです。

一説によりますと、柔道着が白色なのは『死に装束』のためだという話があります。試合は『死合』であり、常に死を決して戦場に赴くという、とてつもなく深い意味合いが柔道着には込められているのです。


先ずは、服をぬぎましょう。小学生までは概ね下着(パンツ)は脱ぎませんが、中学生以上になると練習量も多くなり、汗だくになることが多いので下着も脱ぎます。Tシャツは基本的に着用してはいけません。(女子は白いTシャツのみ可)冬場はとても寒いですが我慢です。※Tシャツを着用していると注意される道場もありますが、着ていてもOKな道場もあります。

服を脱いだら下穿きをはきましょう。「輪っか」がついている方が前です。

横についている紐を、おなかが苦しくならないように腰骨に引っかかるようにして絞めます。

※パンツを脱ぐときは上衣から着て、局部を隠します。

次に横から出ている紐を、前についている輪っかに通します。(通す紐は1本でも2本でも構いません。)

 

紐は正面で『蝶結び』にします。

すぐほどけるという方は下穿きの中に結び目を入れてしまいしょう。

下穿きが綺麗に履けましたら、上衣を羽織ります。

自分から見て「右前」に襟を合わせます。

「左前」は死に装束になるので注意です。

 

※「右前」とは、自分からみた場合です。他人から見たら左の襟が前に来ます。

※襟の最下部にメーカーのロゴマークが入っていますので、それを見えるように襟を合わせると右前になります。

 

※なぜ右前なのか?懐に物を出し入れするとき、右手を使うからです。

最後に帯をしめて出来上がりです。

 

この時に、帯の結び目が体の真ん中(おへそ)に来ているかをチェックします。

帯の垂れている部分は左右同じ長さにします。

 

また「縦結び」は死に装束になりますので注意しましょう。

 

※帯の結び方はこちらをご覧ください。