柔道着のたたみ方と帯の結び方


柔道着のたたみかた

柔道着のたたみ方の説明をします。このたたみ方も私が諸先生方に指導いただいたものであり絶対的なものではありません。要は、柔道家の魂である柔道着に対して失礼のないたたみ方であれば問題ないかと思います。

【写真1】

先ずは、上衣を表をむけて広げ、「下がり:ひし形の縫い目が入っているところ」の部分を綺麗に合わせます。

【写真2】

下穿きの上部約4分の1を折ります。

写真1の上衣の中央に重ね置きます。

写真 その1
写真 その1
写真 その2
写真 その2


【写真 その3】

下穿きを包み込むように上衣の3分の1と袖を折り込みます。

【写真 その4】

反対側の袖も同じように折り込みます。

写真 その3
写真 その3
写真 その4
写真 その4


【写真 その5】

写真その4の柔道着を半分に折ります。

【写真 その6】

帯を巻き付け横結びになるように結び完成です。

写真 その5
写真 その5
写真 その6
写真 その6



帯の結び方(ほどけにくい結び方)

幼児・小学生の帯はとにかくほどけることが多く、練習や試合などに支障をきたします。ここでは、ほどけやすい帯をほどけにくくする結び方を説明します。

変則的な結び方ですのでご注意ください。

 

先ず、名前が書いてある部分を腰の右側に

名前が見えるように当てます。(写真その1)

 

次に残りの帯をぐるぐると腰を2周させます。(写真 その2)

写真 その1
写真 その1
写真 その2
写真 その2


ぐるぐると帯を2周しましたら、帯の重なりの一番内側の帯(名前が書いてある部分)を下に引っ張り出します。(写真 その3)

 

そして、一番外側の帯(名前が書いていないほうの帯)を一番内側に下から上へ通します。(写真 その4)

 

写真 その3
写真 その3
写真 その4
写真 その4


ここからが少しややこしいのですが、写真その4で手に持っている帯を写真その5のように内側と外側の帯の間に差し込み、輪を作ります。

 

さらに、名前が書いてある方の帯を写真その5でできた輪の中にいれるとともに、内側と外側の帯の間に差し込みます。(写真 その6)

写真 その5
写真 その5
写真 その6
写真 その6


正面から見ると写真その7のようになります。

 

そして、帯の両端を持ち勢いよく帯を絞め完成です。(写真 その8)

写真 その7
写真 その7
写真 その8
写真 その8


写真その1の時に名前を書いているところを表に向けないと、帯を絞めたときに裏向きになってしまうのでご注意ください。

 

普通に帯を絞めると背中で二重に交差してしまいますが、この結び方をすると、帯はきれいに一本にまとまります。

 



この結び方は、本当になかなか外れません。約二時間の稽古の終わりまで外れることがありません。着替える時に「先生外してー。」と子供たちが言ってくるぐらいです。