幼稚園選び (慈悲と智慧)

私立の幼稚園の願書を提出する時期、若いママさんたちでは子供たちを何処の幼稚園に入園させるかで話題が持ちきりになるそうです。

 

皆さんの幼稚園選びのポイントはどのようなところですか?

 

自宅から近いところでしょうか?

 

教育が充実してるところ?

 

それともセキュリティーを重視しますか?

 

 

いえいえ、そんなことはどうでもいいのです。

 

「少しでも、自宅から遠くて、通園バスが迎えに来てくれるところがいいです。」

 

 

???

 

 

「通園バスは1時間ぐらい市内をぐるぐる回ってくれるから、朝早くて、夕方帰ってくるから、少しでも長く子供と離れることができるでしょ?」

 

 

???

 

 

お父さんはその意見に何も言わないの?

 

「主人は教育についてはノータッチです。私が少しでも楽ができるように自由にさせてもらってるんですよ。」

 

 

今も昔も変わらないと思いますが、子育ては大変なことです。

 

 

思い通りにしてくれなくて、イライラさせられてストレスが溜まりますよね。

 

 

しかし、「子供と少しでも離れていたいから」という理由で幼稚園を選ぶのはどうかと思います。

 

 

子供はどう思いますかね。

 

まだ、小さいから解らないよ。

 

自分の時間を持ちたいのだから仕方がない。

 

 

確かに、子供は理解できないかもしれませんが、しかし「感じる」ことはできます。

 

可愛いわが子と少しでも長く離れられること、そうすることで自分の気持ちを制御できて「良いお母さん」でいられるのでしたら仕方がないのかもしれません。

 

 

 

でも、子供は心のどこかで「お母さんは僕のこと嫌いなのかな」と感じているかもしれません。

 

母親とは「慈悲」をもって子共に接して優しい心を育むもので、父親は「智慧」をもって子を育て社会で生きていく術を与えるものだと私は思います。

 

 

この二つが欠けることなく、子供に注がれることで、子はまっすぐ育つものです。

 

 

母親は子供と離れたい、父親は子育て無関心ではその子供の将来が不安に思えてなりません。

 

 

せめて、子供と離れたいという理由で、幼稚園を選ぶのはやめて頂きたいものです。